この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
子供を産むかどうか、悩んでいる女性はとても多いと思います。
こどものことで、悩む多くの女性が、少しでも納得できる結論を出せるように、お手伝いができればと思い、この記事を書いています。
私の場合
本題に入る前に、少し私の話をさせてください。
心理カウンセラー&コンサルタントの安田未稀です。
私は24歳で結婚。でも、とにかく、子供を作るのが嫌で、結婚してから10年間、作ろうとしませんでした。
子どもがわたしの人生にとって邪魔な存在だとしか思えなかったのです。でも、ずっと迷っていました。それは産もうかどうかではなく、産まなくていいのか?でした。
いっそのこと、子供を産めない身体なら悩まなくて済む、とか、結婚していなきゃ思わなかったのに、とまで思いました。
はからずも、ですが、やがて夫との離婚問題が勃発し、裁判に。そしていよいよ裁判が佳境に入った段階で、子宮にガンが見つかり、全摘出をしました。
夫と子宮を失い、子供が産めない現実が作られてしまいました。
もし、私が本当に自分の心に向き合うこと、その方法を知っていたら、夫も子宮もなくさなかったかもしれません。
子供を産んだかどうかは別にして、あれほどまでに悩み苦しまなくて済んだように思います。
いま、この仕事をしているのは、悩んでいる方に、向き合う方法と場所をご提供したい、その思いからです。
では、全部で6回の連載になりますが、ご覧ください。
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あなたはどちら?
子供を持つ予定がないことについて、様々な表現をします。
「子どもは欲しくない」
「子どもを持ちたくない」
「子どもはいらない」
「子どもは持たない」
「子どもは産まない」
これらを整理すると、次の2つにわけることができます。
- 子供を欲しいと思うのかどうかという「感情」の問題
- 子供を産むか産まないのかという「選択」の問題
この2つです。(あるいは複合)
まず、自分の悩みがどちらなのか?両方なのか?そこを自分に問いかけてみるといいと思います。
欲しくない、欲しくない、どちらもありで、最終的には、
- 欲しい→だから産む
- 欲しい→だけど産まない
- 欲しくない→だから産まない
- 欲しくない→だけど産む
という「選択」をする必要が出てきます。
この子供を持つかどうか問題は、最後は「選択」です。
どれだけ迷おうが、産むか産まないかしかありません。
欲しくても欲しくなくてもどっちでもいいし、産んでも産まなくてもどちらでもありだと思います。
大切なのは、自分でできるだけ納得できる答えを見つけていくことだと思います。
私は「答えは自分の中にある」と思っていて、本当の自分と繋がって、自分の答えを探していくお手伝いをしています。
このテーマはタイムリミットがあるというのが非常にシビアです。
30歳、40歳・・・が節目節目になって、どうするのか?考える人も多いと思います。
今日は、なぜ「欲しくない」「欲しいと思えない」のか?その理由を探っていきます。
理由がわかるだけで納得し、次のステップに進められることもあるからです。
子どもが欲しくない理由
いろいろあると思います。
具体的には、
- 仕事・キャリアへの影響
- 経済的な問題
- 子育て支援(近くに頼れる人、両親・祖父母がいない・・・)
- 保育所の入所
- 夫との育児の分担
- 自分に体力がない・病気を持っている
- セックスが嫌
- 妊娠・出産が嫌
など、どれもとても重要なファクターです。
ですが、欲しい欲しくないを考えるときに、まず条件的なことは、いったん脇に置いておくといいと思います。
なぜかと言うと、社会情勢や家庭環境によって変動する可能性があるからなのと、条件はいくらでも書き出せるので、欲しくない理由を強化できるからです。
結局は、それほどまでになぜ欲しくないのか?と言うことになるのですが・・・
欲しくないという感情がなぜ作られたのか?フォーカスしていくために、条件の洗い出しからは少し離れてみましょう。
そして、ここでは条件的な理由は「表面的に表れている問題・テーマ」と捉えて、更に心の奥底にあるテーマを探っていきたいと思います。
特に、
自分にとって「子ども」とは何か?
自分の「子ども時代」はどうだったのか?
などを探っていきます。
なぜ悩むのか?本当の理由・原因があると思います。
しかもそれは、「産む・産まないの問題」に影響を及ぼしているだけではない、ことが多いんです。
なのでこの問題に向き合うことは、あなたの人生全般にとっても大事だと思うんです。
こんなことに悩まなくてさらっと産んでしまう人もいるし、まったく産む気もない人はいいなぁ・・・そんな気にもなるかもしれません。
女性限定・期間限定のこの問題。
ずっと1人で抱えこまないでくださいね。
だんなや彼に相談しても答えが出ない
自分一人では子供は作れないので、もちろん相手あってのこと。
だから、だんなさんやパートナーに、子供を持つかどうか相談すると思います。
でも、
「俺は欲しいけどな」と言われたら?
→じゃあ、産むしかないのかな?
「俺はどっちでもいい」と言われると?
→ええっ、私が決めることなの?
「俺はいらないよ」と言われても?
→じゃあホントに産まなくていいのかな?
どの返事だったとしても、結局、産むのも産まないのも最後は女性に裁量がある話なので、スッキリしなかったりします。
子供を持つかどうか、自分一人では決められず、パートナーあってのことだから、彼と相談するのは大事。
でも相談しても、なかなか答えが見つからなくて、苦しくなります。
男性は自分が産むわけじゃないし、年齢制限がないから、女性と真逆。
いくら私の気持ちを彼がわかってくれたとしても最後の最後のところで、リアリティがない。
自分の身体は痛くもかゆくもないんですよね。
だから通じ合うのは難しいと思うんですよね。
(ここまで悩まなくても、生まれてきた子どもを「あなたがお父さんだからね」と育て守る男性という生き物もすごいことではありますが・・・)
もちろん、彼と自分との子供なので、彼の気持ちや意向を無視することはできませんが、最終的な選択と決断は女性側のみにある、と私は思っています。
セックスを拒むことも、避妊薬使ったり、もし妊娠したら中絶することも含め、女性側が決めて動くことで、男性側はセックス以外は何もコントロールできないからです。
だから、女性の選択ってすごく重たいものだと思っています。
その女性側が考えて考えて自分と向き合っていった先に、産む、産まない・・・どんな結論を出すかはやってみないと誰にもわかりません。
選んだ結果、彼との関係がどうなるのかも誰にもわかりません。別れることになるかもしれません。
その意味では、「彼との関係性」についても向き合うことになるので、重いテーマではあります。
しっかり向き合っておいた方がいいと思います。
特に、「期間限定」だからこそ、早めに、です。
男性側は欲しいが、女性側が嫌がっている場合
【お願い】
もしあなたが「欲しくない」女性のパートナーさんだったら、彼女が欲しくない理由はこうに違いない、という「決めつけ」にこのブログを使わないようにしてくださいね。彼女のうちにあるものは彼女でないとわからないのです。
もし男性の方が「自分は子供が欲しいけど、彼女がいらないと言っているので困っている」というご相談をいただいたら、私にとってのお客さまはその男性の方であり、主人公はその方なので、ちょっと違う角度でカウンセリングをさせていただいています。
女性側が欲しくない・いらないと言っている理由が、もし男性側に関わることであれば、そのことについてどう思っているのかを伺います。
例えば、経済的に、育児を期待できないと言っている、とか・・・
その上で、彼女がいらないだけじゃなくて、仮に二人で作り出しているテーマだとして、もし、あなたが子どもを望んでいない理由があるとしたらなんでしょうか?
という切り口で掘り下げていきます。
そして、男性側の方に、子どもを持つことへの抵抗感があればそれをお伺いしたり、ご自身の子供時代についてお話を聞かせていただきます。
その結果を踏まえて、女性と向き合っていただくのですが、それでも女性がやはり望まない場合もあるし、変化する場合もあります。
その時に、何を選択するのか?
やはり男性にとっても「選択」なのです。
子供を望まない女性と一緒にいるのかどうか?
どうしても子供が欲しいなら、欲しくないと言っている彼女にそれでも産んでもらうのか?
このように、自分と向き合っては、選択をしていくこと。
その時にできるだけ自分が納得できる選択をしていくこと。
(納得できる結果、ではありません。選択したことで、どういう結果が起きるかはそれぞれなので)
100%の納得というのは難しいかもしれませんが、心が「大方」これだよね、というところに落ち着きどころを見つけると、その選択がしやすくなります。
どの選択でも、いい悪いはありません。→ここ重要
例えば、望まないといっている女性に、強引に産んでもらうのも嫌だ。
かといって、自分は子供を持つ人生にしたい。
結論としては「別れる」を選ぶ。
ここで、別れることに「彼女への理解がない人でなし」のような罪悪感が湧くので、悪い選択のような気がして、自分を責めたくなります。
でも、選択にいい悪いはありません。
だから、「彼女が産みたくないと言っている」ことが悩みであり、もしそれがどうしてもパートナーシップを継続しがたい理由ならありえる話で、やっぱり「選択」の問題になってきます。
男性側も、子供を持つ持たないは人生の大きなテーマでしょうから、やはりここでも、自分なりの「選択」ができるように、自分の心の中を見つめていく必要があります。
子供を持つかどうか迷う女性をパートナーに選んだのも自分、ですしね。
このシリーズの全記事
- 【子供が欲しくない女性】(1)欲しくないのか、いらないのか?あなたはどっち?~子どもを持つことに悩む女性たちへ
- 【子供が欲しくない女性】(2)子どもが欲しくない理由とは?何が原因なのか? ~子どもを持つことに悩む女性たちへ
- 【子供が欲しくない女性】(3)夫が、理想の父親になってしまっている~子どもを持つことに悩む女性たちへ
- 【子供が欲しくない女性】(4)「女だから産まなければならない」という思いをどう取り扱うか?~子どもを持つことに悩む女性たちへ
- 【子供が欲しくない女性】(5)過去世(前世)・先祖代々の影響かもしれない~子どもを持つことに悩む女性たちへ
- 【子供が欲しくない女性】(完)後悔しない選択をするためにはどうしたらいいのか?~子どもを持つことに悩む女性たちへ
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