この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分＝本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
パートナーや夫婦間での関係、
友人との関係で、
本来は対等なはずなのに、
「相手が上で、私が下」と思うような関係性のことってありませんか？
なぜそう思うのでしょうか？
相手が上、自分が下が問題か？
そもそもなのですが、相手が上で自分が下と思うことにはいいも悪いともないと思います。
一般的にはそりゃダメでしょなことなんですが、そもそもこれが問題だと自覚していないうちは問題じゃないんですよね。
でも、問題だと自分が思うということは、どこかで苦しい、つらい感情があるから。
だから、上、下と感じるなら、何が苦しくて、何が辛くて、上、下だなと思うのか、そこを感じてみるといいと思います。
実際のカウンセリングでは、本人の中では、上下があるとは思ってないけど、実は心の奥底では思っていることもあります。
それが原因なんですよ、ということですね。
相手はすごいところだらけ
相手にはいいところがいっぱいあるけど、自分はそうでもないから。
と思っている場合です。
こういうとき、何をやってしまいがちかというと、
自分も相手と同じぐらい立派な人間であろうとするので、
自分の悪いところ、醜いと思っているところを見せないようにする。
いい人をやってしまう。
上昇志向にハマる。
つまり、等身大はダメなので、
背伸びをして無理をする、わけですね。
ずっとそれやっていたら疲れます。
自分が疲れて自滅して、去っていくこともあります。
また、相手が、あなたに背伸びされている違和感から、去っていくこともあります。
こういう場合は、どうしたらいい？
そもそも相手ってそんなにすごいの？
自分はすごくないの？
から考え直すのがスタート。
相手の中に見えるすごさは、実は自分の中にあるすごさ。
これは「投影の法則」といって、自分の中にないものは相手の中に観ることができない、というものです。
男性優位、女性優位
相手が男性だから、女性だから、
だから、私より上、私より下
というものです。
その他、相手がお金持ちだから、学歴が高いから、とかわかりやすいラベルで上、下を感じることもあると思います。
こういう場合は、どうしたらいい？
カウンセリングのオーソドックスなスタイルとしては
男性が上と思うなら、じゃあお父さんってどんな人？
女性が上と思うなら、じゃあお母さんってどんな人？
と、親との関係を見ていくことになります。
そこで持っている固定観念や、男性が上だからこそ、ねばならない、してはならないと思っている制限を外していくことになります。
特に男性優位、男尊女卑は、人類の長い歴史の中でDNAに組み込まれているようなレベルだったりするので、お父さん、お母さんを見つめなおしただけでは、不足するところもありますが。
自分の気持ち、依存心を見せると嫌われる
人間関係って、
お互いにそれぞれが持っている依存心（ニーズ）を互いに満たしあうから、一緒にいることができます。
お互いに望んでいることをしてあげる、してもらったら受け取る、ということですね。
でも、自分が自分の依存心（ニーズ）をダメなもの、、かっこ悪いものと思っていたら、相手にもそれをうまく表現することができません。
例えるなら、自分の依存心が生ごみだと思っている、ということです。
ワタシ、よくウンコを例に出すことが多いので、今日は生ごみにします。
自分でも汚いし、におうしと思っているものを、相手に「ごめーん、これ汚いし、におうけど、抱きしめてくれないかな」とやるようなものです。
これは相手も嫌がります。
依存心＝ザ・生ごみは、多くの場合、小さいときから、頑張り屋さんだったり、甘えることがうまくできないまま大人になった人に多いように思います。
こういう場合は、どうしたらいい？
自分の依存心を素直に認めて受け入れてあげることからがスタートです。
そう思っちゃうよね、それでも仕方ないよね、普通思うよね、って。
脱・生ごみです。生ごみもちゃんとコンポストに入れたら、立派な堆肥になるので、めっちゃSDG'Sです。
まずそこからスタートです。
上下関係があるメリットは？
代表的な例をとりあげてみましたが、
相手が上、自分が下と思っているときは、多くの場合、つらいことが多いです。
つらいということは問題になっていると思います。
もし、上下関係ができていることで、自分にとっていいこと、メリットがあるとしたらなんでしょうか？
そこも感じてみるといいと思います。
人の心って無意味なことやらないので。
似たような感情が、不倫の恋にもあります。
相手が既婚者、自分が独身、で、例えば土日は連絡しづらい、とか。
相手が既婚者だからしょうがないけど、相手の都合にばかり合わせるとか。
確かにしょうがないっちゃあしょうがないんですが、
でも、それで本当に満足なの？と、自分を主人公に持ってくるしかないんですよね。
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