男と女

問題だらけの彼を「本当の彼は優しい人」「本来の彼はまじめな人」「本当の彼は違う」と思ってしまうとき

2023年3月1日

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心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評

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浮気、仕事が続かない、暴力、借金など問題だらけの彼をパートナーに持っている場合があります。

それでも「本当はいい人なんだよね」と自分に言い聞かせていることってありませんか?

今日はこの「本当はいい人」「いい彼」「いい男」なんだけどね、でお悩みの方へ。

「本当の彼はね」で語っていないか?

今日は女性目線で書いていきますが、男女入れ替えても同じです。

パートナーの彼が、問題を抱えている、不満があるとします。

例えば、仕事がうまくいってない、仕事をやめた、お金で苦労している、借金を抱えている、彼から暴力的な言葉を投げかけらる(モラハラ)などなどです。

そんな時、よく思いがちなのが

「本当の彼は、優しい人なのに」

「本来の彼は、ものすごく仕事ができて稼げる才能がある」

「本当の彼は、繊細な人で、怖がりで」

「本来の彼は、おおらかで誰に対しても一生懸命尽くす人のはずで」

と、本当の彼の姿、本来の彼の人となりについて、肯定的にとらえようとします。

本質的な姿は、「センター」

私たち、カウンセラーの言葉で、その人の本質を表す状態を「センター」と言います。

真ん中、ですね。

そのセンターにいる状態が、その人が才能や魅力にあふれている状態と言えます。

「彼らしくない」と思う時や、問題がある時というのは「センターからずれている」状態です。

こういう状態の時、けして幸せなパートナーシップとはいいがたい状態だと思いますが、
では、このセンターからずれている彼を見ていて,

「助けたい」

と思ったり、

「彼がセンターに還る(帰る)お手伝いをしたい」

と思うことがあります。

これ、人を愛したい、助けたい、心優しい人にとても多いんですよね。

相手のセンターが見れるというのは一つの才能ではありますが。

彼のありのままを受け入れていない

ただ、本当の彼は・・・本来の彼は・・・と思う時点で、実は今の目の前の彼をヨシとしていないんですよね。

パートナーシップでは、

◯昔はよかったという回顧(だから未来はよくなるかもという希望)

とか、

◯将来はこうなるんじゃないかという期待を持つとき

は、今の彼を観ていないし、今の彼のありのままを受け入れていないのだと思います。

違う時空次元の彼に想いを馳せるというか・・・

大切なのは、「現に今の幸せが手に入っていない」と言うこと。

「今」の連続が未来を作るので、「今」その彼を選んでいいのかどか?それは自分が決められる、ということになります。

見返り求めないなら選ぶのもあり

相手がセンターに還ること(変わること)を期待すると、なんとか正したり、問題をクリアさせたり、センターへ戻そうと尽くします。

が、残念ながら、そのあなたの思いが通じることもあれば通じないこともあります。

極端に言えば、あなたの助けたいに対して、どこ吹く風だったりします。

それでもいいと思えるなら(見返りを求めない愛ですね)、支えるのもありだと思います。

彼が「更生」するかどうかはわかりませんし、自分が求めるパートナーシップが手に入らないかもしれません。

が、それでもいいと思えるならあり。

結局、何を選ぶかは本当に自由なんだと思います。

もし、自分の中で我慢があったり、思うようになってほしいという期待があったりすると、苦しいと思います。

もし我慢も期待もなければ、彼を支えることにストレスはないでしょうから。


もしあるとしたら、自分の心や魂が喜んでいないというサイン。

無理をせずに自分の心と向き合うことが大事かなと思います。

いきなり別れを選べばいいということでもないし、まずは「自分の正直な気持ちをちゃんと直視すること」からスタートでいいのだと思います。

センターが素敵な彼ですから、簡単に嫌いになれるわけでもないし。

愛とは何も求めないこととは言いますが

愛とは何も求めないことと言われます。

もし今の彼のありのままを受けいれ、よしとしていて、更生も期待もないのなら、いいのでしょうが、
実はそうは思っていないのに

「求めないようにしなくちゃ。だってそれが愛だもんね」

と自分に言い聞かせている時点で、実は相当無理をしていますよね?

「求めてはならない」
「愛さなくてはならない」

と、自分の心に制限をかけているとも言えます。

それって自分に対して愛がないという話になっちゃいますよね?

ということは、彼のために自分が自己犠牲をするということになります。
ガマンをすることになります。

なので、本当のところ、自分がセンターからズレズレの彼とのこと、どう思っているのか?

自分の心に正直になってみた方がいいのではと思います。

いくら彼のセンターが素晴らしくても、魅力的でも、私の心、ぶっちゃけどうよ?なのだと思います。

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