この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
この記事でわかること
- 「復縁」の確率・可能性
- 「復縁」を狙う前にやること
正直、復縁は、難易度が高いテーマ
では、少し長くなりますが、まず、「復縁」に関する実態と、数々の実例に基づいた、私の見解についてご説明させてくださいね。
とても大切なお話です。
うまくいかなくなって別れてしまったパートナー(彼氏・彼女・夫・妻)と、復縁したい・よりを戻したい。
そう思う方、とってもたくさんおられます。
大好きな人から拒絶される。
こんな苦しいことはありません。
できることなら、元に戻りたい。
でも、復縁って結構大変です。
私が学んだカウンセラー養成スクールの社長も
「復縁を高確率で成功させるカウンセリングができるなら今頃、全国各地に自社ビル持っている」というほど、難しいことだと言っています。
実際、私の経験でも、復縁ってそんなに簡単ではないと思っています。
(ただし、離婚危機にあるご夫婦の修復は、独身同士のカップルよりも少し猶予があります。片方が別れたいと思っても、離婚届を出すまでは別れられないからです。実際、ご夫婦の修復や夫婦関係の改善は多数あります)
時々、何パーセントぐらいの確率で復縁できますか?と質問をいただくことがあります。
でもこれは答えがなくて、なぜかと言うと、当事者にとっては、復縁できたかできなかったか? 0%か100%しかないからです。
過去のいきさつをかくかくしかじかこういう状況で・・・と話していただいた後に、「復縁の可能性あるでしょうか?」と質問されることもあります。
でも、やっぱり「わかりませんねぇ・・・」というお答えしかできないのです。
本当に先のことは誰にもわからないから、です。
占い師さんは、占い上は、復縁できるという結果が出ているかどうかを答えます。もし、占いで、できる!と出たらめっちゃうれしいですよね。
実際に復縁できたら当たった!と思えるし、でも復縁できなくて=占いが外れた 場合でも「占いだしな」とあきらめがつきます。
そこが占いの強みです。
でも、心理カウンセリングは、占いではないので、できるともできないとも言えないんですよね・・・
それに、おそらくこういう質問をいただくときは「あると言って欲しい願望」で満タン状態だと思うのです。
その気持ちもすごくよくわかるのですが、誰にもわからない先のことを、あると言い切れることも難しいし、だから「0ではない」としか言いようがない。
でもその回答では、「ないんだぁ~」とがっかりきますよね。だって「あると言って欲しい」んですから・・・
だから「ありますよ!」と積極的に言ってくれるところを探したくなるんだと思います。
よく「復縁させます!」「必ず復縁できるテクニック教えます!」系の占い・霊感・テクニック屋さんがおられるのですが、言い切れるほど高確率でできることなのか?
商売上のセールストークだけかもしれませんが・・・
期待だけ期待させておいても、結果はその通りにならなくて、言葉がよくないかもしれませんが、お金だけぼったくられることが多いジャンルなんですよね。
また、復縁したいなら「これができないとダメ」的な言葉を使う癒し家さんも要注意です。
例えば、心底、彼に謝罪しなさい、と。
確かに復縁の可能性を高めるために必要な要素かもしれません。
が、かといってそれができたからといって、復縁できるとは限らないのです。(もちろんそれでもOKならありですが)
彼に何を謝罪すればいいのかわからないこともあるし、謝罪しないといけないことなのか疑問なこともあるのです。
心から謝罪をしたいと思うのなら、それはありだと思います。
が、復縁してもらうために謝罪するのは、本当の謝罪じゃないんですよね。
謝罪というのは許してもらうためにするのではないし、何か見返りを期待するものでもないし。
でも、復縁したい多くの人は藁をもすがる思いで、それをやろうとするのです。
そういう謝罪はやったとしても、うまくいかないし、相手がかりに謝罪を受け入れてくれても、だからと言って復縁に結びつかないことも多いと思います。
もちろん、大好きで別れたくなかった相手ですし、やれるだけのことをやって、後悔がないようにしたいと思うでしょうから、無理もないと思います。
ただ、覚悟をしていただくといいかなと思うのは、ここまでで書かせていただいたように、「うまくいかない可能性が高いジャンルだ」と言うことです。
その上で、ですが、私が復縁したい方にお勧めしているのは、
復縁できるかどうかはわからないけど、長い目で見たときにあなたが幸せになれる方向に自分を整えていくことをやりましょう、
と言うことなんです。
そんなことを望んでいるんじゃない、とにかく復縁したいだけなんだ!
わかりますわかります。私だって復縁を願いながらかなわぬこと何回・・・ですから。
けど、私は、セールストークやあおりで「復縁できます!」「復縁めざしてがんばりましょう!と煽る」ことはしたくないなって思うのです。
そうやって、お客さんを引き付けて離さないやり方が好きじゃないからです。
それに、何よりも、ハードルが高い「復縁」を狙ってあれこれ気をもんだり、精神的に疲弊していくとは、本当に辛すぎるからです。
だから、できるだけ「復縁」に対する淡い切ない期待を手放して、自分が本当に幸せになれる道を目指す方がいいと思います。
不思議なことに、そんなことをがんばっていたら、本当に縁のある相手だったら、別れた相手から再度連絡がくる、と言うこともあります。
あるいは、あんなに大好きで別れたくなかったはずなのに、もういらんわ(笑)って思えて、新しいパートナーができて結婚した、という人もいます。
「復縁」に関しては、諦めた方がいいと言っているように聞こえるかもしれません。確かに広義では「諦め」になるかもしれせんが、その人と復縁したい!という思いに全エネルギーを向けることを諦める、と言うのがより正確な表現のような気がします。
そして、エネルギーを、別の方向に向けていく作業をします。
今のような切なくて苦しくて必死な感じからは脱出して、「悲嘆にくれてるよりはもっとライトな感覚になっているように思います。
「失恋・別れの傷を癒し、本当の自分らしい人生に向かうプラン」でやること
- 「手放し」を何度もやる
- パートナーシップにおける自分の課題を見つける
- 本当の自分を知る。自分の魅力を知る。自分らしく生きられない制限や課題を取り除いていく。
何よりもまず、「手放し」が重要です。「手放し」って聞きなれない言葉かもしれまませんが、以下をお読みください。
「手放し」とは
「手放し」とは、カウンセリングやスピリチュアルな世界でよく使われるのは、対象への執着、こだわり、とらわれの心、怒りや悲しみ、嫉妬などの負の感情を自分から解き放つことです。
特によく登場するのは、以下の場面です。
- 離婚問題、別れ話など、パートナーシップの危機の渦中
- 失恋した、フラれた、実際に別れた、離婚した後などの、立ち直り期
- 子どもを持つ、持たない、欲しいのに授からない
- 過去に失ったものへのこだわり(例:お金、人間関係、キャリア・・・)
- パートナーシップに限らず、現在のステージから次のステージへの移行期(例:仕事上のポジション、やり方、前例・・・等)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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【失恋・別れ・離婚】つらい失恋・別れから立ち直る~「手放し」とは?
失恋した、別れた、離婚した、あるいは別れ話が出ている・・・などの時、「手放し」がキーワードになります。この記事では「手放し」の方法について説明します。他の悩み・場面でも活用できる万能な考えであり、ツールです。
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「手放し」ワークを何度もやっていきます。1回でスッキリしてしまう方もおられますが、普通は何度もやります。同じようなことをやっているように見えて、実はちゃんとどんどん進みますので、まるで螺旋階段を上っているようなものです。
まずはこの「手放し」の概念とイメージについて、理解してくださいね。
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復縁できるかどうかはやってみないとわかりませんが、自分の幸せに向かっていくために、必要なことを取り組みませんか?これだけつらい経験を自分のために使いましょう。
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