心を深く知る

感情にいい悪いはない~嫌な感情でも、「悪いもの」ではない

2022年9月3日

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心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評

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私たちはネガティブでダークな感情は感じたくありません。

なのでそれを感じることをいけないものとしてしまいがちでは

実はそうじゃないんですよね。

嫌な感情も必要だったりする

例えば、不安・恐れの感情があるからこそ、人間は危機管理ができますよね。

それを感じないように抑圧すると、心は、「怖れをちゃんと感じてくれよ!」と言わんばかりに、怖れを大きく感じるような出来事を招く可能性もあります。

「ヒヤリハット」は事故・災害防止は、もっと大きな事故を防ぐために使われていますよね。

「ヒヤリハット」のように、小さな不安・感情をなきものにしない。

感じられていることがOKなんだ、いったん受容するのがいいと思います。

怒り(イライラ)することがたくさん出てきた!

「怒り」も楽しい感情ではないとおもいますが、とても大事な感情なんです。

しかも「怒り」は更に言うと、「感情のフタ」です。

なので、怒りが出てくるということは、その下にある感情がグツグツと動いているわけです。

ほら、感じれている!といういい傾向なのです。

なので、今までよりも、怒りを感じるようになった、というのは、悪化しているわけではなく、いい方向なんですよ。ということです。

そして、怒りの下にあるものを感じないと、怒りの層に居続けるので、しんどいです。

下にあるもの、それは何?と感じてみるのが大事です。

あらゆる感情は、エネルギー

エネルギーを、ポジティブ、ネガティブな感情として、どちらで感じているのか?だけです。

特に、ずっと感情を抑圧してきた人は、ポジのほうで感じるよりも、最初、ネガで感じるほうが感じやすいので、先にそちらが出てくることも多いです。

自分の好きがわからない、何をしたいかわからない、というご相談も結構あるのですが、

これは、実は何が嫌いか、何がイヤなのか?も感じていないことがあります。

なので、一見、ネガティブな感情はしんどくてダメなことのように思うかもしれませんが、そうではありません。

おおっ!私の感情が動き出した。

すげーじゃん、私って!

なのです。

「ネガティブを感じている私」を自分で責めてないだろうか?

不安、怖れ、などのネガティブな感情を感じている私を、

「そんなのダメじゃん」「明るくポジティブでなきゃ」と、

もう一人の自分がとがめたり、責めたり(攻めたり)していませんか?

あるいは、無理に明るくなろうとか、元気出そうとしていませんか?

さぁ、安田のインナーチャイルドのレクチャー受けたことのある方は、これが何を意味するか?

ピンときますよね?

これ、何をやってるのでしょうか?

(あえて答えは書きませんので、ちょっと考えてみてくださいね)

どうケアしたらいいの?

このネガティブばかりの感情、どうしたらいいんだろう?

自分でケアする方法に困りますよね。

インナーチャイルドの存在がわかる人は、その今の感情が、インナーチャイルドのものだとしたら?

がヒントになると思います。

そのインナーチャイルド、どうケアしますか?

セルフクリアリング」といって、自分自身をケアするやり方があります。

学んでいただき、自分でケアできるようになるのもありです。

感動しすぎたあとの落差

セッション受けてすっきり!楽しかった!

けれど、あれ?

日常生活に戻ったら、またネガティブな感情が出てきて、どうしよう?

というケース。

実は個人セッションを受け始めの頃に、よくあります。

コンサート・お祭り・運動会の後と似ていると思うのですが、

楽しかったり、興奮した後って、いつもの日常に戻ったとき。

落差がありすぎて、日常がつまらないものに感じてしまいますよね?

それと似たようなケースです。

セッションでは、いろんなことを知り、感じ、感動したり、すっきりしたり、とたくさん感情が動きます。

そういう意味では、「非日常」の場です。

で、いつもの生活に戻ったときに、格差(落差)を感じます。

それだけ感情の「幅」を感じるほどですから、感情がより豊かに感じられる状態になっています。

ナローバンドがブロードバンドになってるわけです。

だから、悪いことではないと思います。

(日常生活が「お祭り」状態に近づけたら、より日々楽しく過ごせるようになりますので、落差が少なくなります。これを目指すのが、新しい目標になりえますが、詳しくは割愛)

セッションでは、ご自身の感情に触れるきっかけを持ちます

セッションでは、お話をするだけでも、ご自身の感情に触れるきっかけをたくさん作ります。

感情を感じやすくなります。

ま、この仕事、そのためにやってるんですがっ・・・・

特に、今まで感情を感じることを封印(抑圧)していた方は、感じるセンサーが動き出します。

セッションで感動した!楽しかった!ということは、同じだけ不安、ネガティブな感情も感じられるセンサーも動くようになったということです。

いい感情、苦しい感情もぜーんぶ、「ザ・感情」ですから!

えー、そんな!苦しいのは感じたくないよー・・・

それはわかりますが。

そこは、感情って非情なもんですよね・・・(;'∀')

そのネガティブな感情、実は前からずっとあったものかも?

セッションの場は、前述のとおり、「非日常」です。

「非日常」でしか、ネガティブを感じたり、吐き出せない方は、いっぱいいらっしゃいます。

裏を返せば、日常では抑圧しています。

なので、感じないように抑圧していたものを、ようやく、「日常」の場でも感じられるようになったといえます。

よかったですね、なんです。

(あら、セラピストって鬼みたいですねっ・・・・)

感情をいっぱい感じて眠くなったんだけど・・・というケース

今まで眠っていたものや抑圧していたものを感じるようになるので

潜在意識が整理をするために、無意識状態=眠っている状態にして、心も身体も整理しようとします。

心と身体がバランスをとろうとしている。

なので、そういうときは無理をせず、ゆっくり休むといいと思います。

身体もエネルギーの一部ですが、そうはいっても固体である以上、調整に時間が必要だと思います。

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