男と女

ホストみたいに、ツンでれとコントロールの天才男子~その特徴と対策

2021年5月24日

こんにちは!

今日は「ホスト気質」「ホストの才能がある男性」のお話を。

まずお断りですが、
ここで「ホスト」という言葉を用いて論じるのは、成功する「ホスト」が持っている才能を例えたもので、
「ホスト」という仕事についての可否、善悪を語るものではないことをご承知おきください。

ホスト気質男性のあるあるフレーズ

浮気ばかりするパートナー(男性)がいます。
今日もどこかで浮気をしてきた形跡があります。

それを咎めると彼は

「お前の料理がいちばんおいしいから、(ほかの女たちがいても)こうやって帰ってくるんじゃないか」

と。

ここで、彼女の心に響いてしまうのが

「いちばんだ」

というフレーズ。

浮気を重ねられて
傷ついているということよりも
浮気相手の中で自分が一番だ
と、自尊心をくすぐられてしまい、
怒りや悲しみがクールダウンしてしまう

というものです。

その結果、浮気自体を容認し続けるし
パートナーとの関係に変化はありません。

他にこんな例もあります。

「もう浮気をやめて
お前だけを愛そうとしていたのに、
浮気をとがめることを言うなら、お前とはいられない」

これは、愛を語った後に、
すべて相手の責任に押し付けるセリフです。

ツンデレの言葉が混じっているとも言えますが、

お前だけを愛している、大切だ

けれど、
そんな俺を不機嫌な気分にさせるのは
俺のせいではなくお前のせいだ、

なのです。

ここで言う「ホスト気質」とは

「ホスト気質」と呼んでいるのは、

パートナーが自分のことを好きだ
という気持ちを無意識に利用し
最上級の愛の言葉を贈った後に
パートナーシップの問題は、
すべてパートナーに原因があるかのような
コントロールをするところ

です。

彼本人は
利用している意図も
コントロールしている意図も
ありませんが。

ホストさんは、お客様である女性に対して丁重にもてなし
あたかもその時間は自分の彼氏であるかのような
時間を与えてくれます。

これはお客様すべてにやっていること。
もちろんそれはお客様側もわかっているけど
でも自分一人だけが大切にされていると思いたい。

そこをわかったうえで、
特別感を感じさせるフレーズを
巧みに使い、
お客様を魅了し続けます。

彼を独占できない嫉妬を感じても、
「それは僕の仕事に納得できないキミの問題だよ」
と言うことになります。

優秀なホストさんは、
このツンとデレを巧みに駆使できる人なのですが
女性を虜にして、そしてお金に換えられる
すばらしい才能です。
これ、お仕事だからOKなんです。

が、ホストさんでなく、
通常のパートナーシップで
自覚なく、この才能を持っていて
使えてしまう男性たちがいるのです。

実際やっていることを見ましょう

この手のタイプの男性とお付き合いしていることで

問題を感じないし、
問題も許容できるなら、
それでOKだと思います。

でも、
「いちばんだ」「大切だ」
の言葉だけでは満足できない、
何かしらの不満、不安があるなら
OKしてはいないんですよね。

本当は。

であれば、ポイントは

言ってることじゃなくて、やっていることを見ましょう

です。

きっと彼の言葉はスウイートで耳障りがいいです。
でもやってることは
胸騒ぎすることばかりです。

行動を見て、じゃあ自分はどうしたいのか?
その行動をよしとしていくのか?

そこからがスタートです。

あなたが欲しいものは交換条件つき

これ、どういうことかというと。

君が僕に××してくれたら、
君の欲しいもの
(例:愛され感、独り占め感、優越感、時間・・・)を提供するよ、

です。

この××には、いろんなコトが入ります。

例えば、

・僕の言うことを聞いてくれたら

・僕のために働いてくれたら

・僕が機嫌よくなるよう尽くしてくれたら

・僕の好きにさせてくれたら

・僕のペースで会える日を決めてくれたら

などなどです。

ホストクラブでは、
お客さんである女性が
お金を払うことで
欲しいものと交換するわけです。
これはビジネスです。

でもこれと同じことが
パートナーや人間関係の中でも
できるのがホスト気質の男性。

あなたが欲しいものは
いつも交換条件がついているのです。

あなたにどこか「持ち出し感」があるはず

これで、彼の言うなりに
彼の欲しいものを提供することで
あなたが欲しいものも手に入るかもしれません。

でも、実はそれでは
本当の喜びはないし
受け取りきれないんですね。

なぜかというと、
お金を出して買ったのと同じで、
自分が何かを提供することで
手に入れたものだからです。

もちろん、本当にしたかったことなのであれば
いいのですが、

そうじゃないことが多々あります。

なので、冷静に考えると
どこかで

「持ち出し感」

があると思います。

本当はしたかったわけではないのに、とか。

あまり気が進まなかったけど、とか。

なんかやりたいーって感じじゃなかったよね、とか。

つまり、「犠牲」ってやつです。

どうしたらいい?

このタイプの男性は

無意識に天賦の才能で
やっていることで
本人に自覚がないし、
問題意識もないので
変えようとすることも
ないように思います。

このやり方で、
欲しいものを手に入れてきているからです。

なので、彼に変わってほしいと
期待しても
なかなか難しいかもしれません。

かといって私は

そういう相手は、やめたほうがいいとも言わないし
自由にしたらいいと思ってるんです。

きっと周りの人に相談しても、
そんな男やめとけー
とすでに言われていることも多いと思います。

でも、やめられない。

周りがどういおうが
突き進んでしまうことってあるし。

(私、このパターンでさんざん痛い目あってきました・・・笑)

むしろ、やめといたほうがいいと言われれば言われるほど
自分を正当化する必要があるので
さらに猛進してしまいます。

自分がいいと思っているものを
否定されるのって腹立ってくるし
自分自身が否定される気分ですからね。


この手のタイプの男性は、口ではとても甘美で心地いいことを語るのがうまい。

一緒にいて楽しくて、心地よい、おもしろい、キュンとする言葉を言ってもらえる、甘えてくるので母性本能をくすぐられかわいい、セックスだって気持ちいい(ま、この手のタイプはだいたいうまい)・・・

でも、浮気をやめない、稼いでくれない、かけ事をやめようとしない・・・などなど、問題行動ありのパートナーだとします。

もし、そのことについて、不満がまーったくないのであれば(問題視しない)なら、いいのですが、
少しでも不満があるのなら。


そしてそのことを少しでも彼の前で口にしようものなら。

自分がどれだけお前を大切にしていると思ってるのかわからないのか(と、半ば恫喝気味)と言い、不満を漏らすこちらが悪いかのような気持ちにさせます。

こっちに罪悪感を感じさせるのがうまいんですね。

なので、不満を持った自分、伝えた自分が悪いと思ってしまって、気持ちを引っ込めてしまいます。

ツンデレが天才的なので、なかなか離れがたい哀帝なのですが、
さて、こういう相手とはどうしたらいいのでしょうか?
と質問されたとき、

「言ってることよりも、やってること(行動)を見て、自分がどう思うか?ですよね」

とお伝えしています。

前述の通り、
言ってることは本当にうまいし、一緒にいて楽しいのです。
でも、やってること(行動)が自分にとって果たして、心地いいのかどうか?

心地いいと思えないのであれば、さぁどうする?

ブッダの教え


PRESIDENT ONLINE
って、実は結構、心理学的におもしろい記事を掲載することがあるので、よく読んでいるのですが、今日はこんな記事でした。

ブッダの教え「絶対に付き合ってはいけない4種類の人、付き合うべき4種類の人」 言葉ではなく、その人の行為を見よ

#プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/49329

お釈迦さまの教えとして、付き合ってはいけないタイプとしてこう書かれています。

①何でも取っていく人
自分が与える時は少なく、もらうは多く受け取ろうとする人。自分の利益の身を追求する人。

②言葉だけの人
行動が伴わず、口先だけの人。「あのときは、ああしてあげた」と過去のことを恩に着せて、友情を装う人。「今度、こうしてあげるから」と未来のことに関して友情を装う人。なすべきことが迫ってくると、「都合が悪い」と逃げる人。

③甘言を語る人
目の前ではお世辞を言い、裏では陰口をたたく人。うわべだけのうまい言葉を語って、中身がともなわない人。

④遊蕩ゆうとうの人
飲酒、麻薬、ギャンブルに溺れる人。

ブッダと、カウンセラー・セラピストの違うところ

私はカウンセラー・セラピストであって宗教家ではないので、ここに掲載された4つの行為が、だからこれをやっている人がダメとか悪いとか、ジャッジには使いませんのでご安心を。

なので、みなさんも、自分はこの教えどおりに生きてないなと対比させても、罪悪感にハマったり自己攻撃の材料に使わないでくださいね。

だいいち、ありがたいブッダの教えのとおりにすぐにふるまえればいいのですが、そうはいかないのが俗世の私たちの心で、そこは悟りを開いたブッダと比べてはなりませぬ~


さて、冒頭にご紹介したようなタイプの人がパートナーだとしたら、


言ってることじゃなくて、やってることを見たときにどうですか?

ブッダもこう言ってますがどうでしょうか?

そして、
あのブッダがNGと言っている人をなぜ選んでいるのでしょう?

確かにあの人といると、こんなに楽しくて、いいことがあって・・・
と気持ち的に満たされているものはある。
ただ、その代わり、受け入れられない行動があったりするわけで、楽しいけど不安、気持ちいいけど不信・・・・みたいな落ち着きのない、幸せ感を満喫できない何かがあるのに。

なぜそれでも一緒にいるんだろう?

もしかして、
彼から離れられないのは、理想のお父さんやお母さんを投影してるもかもしれないし、救いたい自分を投影してほっとけないのかもしれないし、はたまた過去世からの縁かもしれません。

低い自己肯定感、強い自己嫌悪、もともとある罪悪感により形成された「わたし」がこの現実を作り上げていることが原因かもしれません。

これらに対処していくことによって、自分の在り方や、相手とのお付き合いの仕方を選択できるようになること、が
カウンセリング・ヒーリングだと思います。


ブッダは、きっとこんなことなさっていなかったと思うんですよねー(想像)

そして、結果的には、ブッダの教えどおりの選択することになるかもしれませんし、ブッダはあー言ってるが、私は言うこときかない、ならそれもありだと思います。
無理に別れる必要もないですしね。

今日は、ブッダの言うことに従った方がいいというのが趣旨ではなく、
ブッダはだてにブッダではないので(笑)、

教えを自問自答や、選択の材料に使う、というお話でした。

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