この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
こんにちは。
久しぶりの投稿です。この1か月間、実は、講座を3コース受講していて、それに追われていました。ようやくそれがすべて終了し、解放されほっと一息です。
今日はその場面からご紹介。
その時の感情を伺うと・・・
ある講座では、参加者の方の記憶を扱っていきました。
・記憶、体験としてどんなことがあったのか?
・その時、自分がどんなことを感じたのか?
をヒアリングしていきます。
祖父、祖母、父、母、きょうだいが登場する記憶だったのですが、家族内で言い争っている光景。
その時、感じていたことをお聞きすると、
「悲しんでいた」
「怒っていた」
「黙って我慢していた」
「笑って取り繕うとしていた」
といくつかあげてくださったのですが。
聞いていた私は、
その感情って自分のものなのか?誰のものなのか?
いったい、どなたのことについて話をされているのか?
聞いていてわからなくなってしまったのです。
その家族内で言い争っている光景を想像したときに、ご自身が感じた感情としては齟齬がある感じがしたからです。
※こういう違和感は結構セッションのヒントになるので大事にしたほうがいいです。
「誰ですか?」
なので、
途中から、
それは誰が感じていたことですか?
と伺うと、
「祖父が」
「祖母が」
「父が」
「私が」
と言うように、実は、その感情を感じていた主語は全部別々。
これはどういうことだと思いますか?
感情の境界線
これ、実は、主語がない方にとてもよくあることで、
自分と他者との境界線があいまいな方に多いのです。
無自覚なのですが、他者の感情を、自分の感情のように話してしまうので、主語がありません。
このような場合は、感情のケアといっても、自分のものでない感情まで引き受けてからまっているような状態なので、いくらケア(ヒーリング)しても、整理がうまくつかないことがあります。
なので、まず、境界線を意識していただくことからがスタートになります。
ここは結構、トレーニングしていただく必要があります。
主語は誰?(Who)
を意識していただいた上で、
で、
あなたはどう感じたのですか? (I)
で表現していただきます。
これをしないと、自分の感情がよくわからないので、自分の本心は?と聞いてもわからないし、出てきません。
結構、この「主語チェック」は活用できますので、ぜひやってみてくださいね。
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