この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
友達に相談して期待していること
自分が既婚者か独身かを問わず、自分が不倫していることは、友達にもなかなか言いづらいと思います
特に既婚者は、難しいでしょう。
かつて、ある女性タレントとミュージシャンの不倫が騒動になりました。
女性の方は、彼を好きになった頃、周りの友達に相談したら、みんなから、「不倫だからやめたほうがいいよ」と止められたらしいですね。
もちろん、やめたほうがいいのは本人がいちばんよくわかっています。
やめれるもんならやめたい。
でも自分ではやめられない、から、
「友達からのアドバイス(+圧力)」を使ってやめようとします。
もちろん、それに素直に耳を傾けて、踏みとどまる方もたくさんいると思います。
ところが。
残念ながら、この「友達への相談」というストッパーが、機能しないことが多いみたいなんです。
むしろ、大切な友達に相談して、引き止められてもなお、私の感情は抑えられなかった、
それぐらい大好きで愛してる、というモチベーションになってしまうことも・・・。
これってなぜなんでしょうね?
相談ではなく、共感してほしい
すべてのケースが、ではないと思いますが、
表面意識では、悩んで相談するけれども、
実は心の奥底では付き合うつもりでいる(と決めている)ことが多いんじゃないか?と。
友達に相談、と言っても、望んでいることは、
すごく苦しんでいる私の気持ちをわかってほしい。
共感してほしい。
だけのような。
でも、相談された友達は、普通、止めようとしますよね?
友達が苦しむような恋に突き進むのを黙ってみていられませんしね。
「不倫はいけないこと」として、いい悪い、で判断しますから
「そんな悪いことをしちゃいけないよ、苦しむことしちゃいけないよ」って言います。
これが友達としてはごく自然な対応ですよね。
そうだよね。
やっぱり。
やめなきゃいけないよね。
と、その場では、アドバイスを受け入れるような返事をします。
が。
実はこれもひそかに罪悪感を積み重ねるきっかけを作っているなぁと思うんです。
大切な友達に相談して、やめるようアドバイスをもらったのに、やめられない。
↓
大切な友達を裏切った、悪い、
という罪悪感まで作ってしまっている。
と思います。
ただでさえ既に罪悪感まみれのあなたが、
更に、罪悪感を重ねないように。
友達に話す前に、(もちろん、もう話しちゃった方もですが)
カウンセラーにお話しくださいね。
誰にも相談できないと起きること
友達に相談したものの、やめられなくて、既婚者とお付き合いスタート。
「アドバイスを無視した」という罪悪感を感じたくないので、
友達と距離をとり。
自分を、孤立無援状態にしちゃいます。
となると。
不倫している当事者同士でしか
分かり合えないと思ってしまう。
2人で「かたくな」になります。
「罪悪感」を共有し、つながっている関係です。
・許されない関係をもってしまった。
・相談したのにアドバイスに従わなかった。
「悪いことをしているダメで罪深い人間です」という
「罪悪感」で、つながり続けると2人はどうなるのか?
こんなことが起きる可能性があります。
●更に罪悪感を感じたり、自分たちを罰するようなことを招いてしまう
例えば、
・いままでは妻に内緒で外泊していたのに、堂々と(わかるように)出かける。
妻は自分や夫の友人、両親に泣きつき、相談。そして夫は周りから責めたてられる。
・不倫関係にある2人が同じ職場だとしたら、ひた隠しにしていたはずなのに、なぜか周囲の知るところとなる。
●お互いを責めあい、疲弊する
罪悪感を感じる原因になっている、当の不倫相手が目の前にいる。
が、これ以上、罪悪感を感じたくないかわりに、相手を責めたり、ケンカが増える。
「大好きなんだけど、私がこんなにも苦しいのはあなたのせいだ」と。
●更に孤立する
ケンカが絶えない、うまくいかない。
が、いまさら友達に相談もできないので、1人で抱えて孤立していく。
こうなってしまうと、本当にどんどん疲弊していくので、こうなる前に、ぜひカウンセラー・ヒーリングを受けてくださいね。
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