この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
共に既婚者であるW不倫カップルの場合。
自分の配偶者と別れるつもりもなく、家庭を壊す気もない。
ただずっと一緒にいたいだけ。
そして、いずれ両方の配偶者が亡くなったときに一緒になれたらいい。
互いの家庭の支えになる同士のような関係でありたい。(相手の配偶者や子供のことも一緒に考えてあげたい)
これ、けっこう、多いビジョン・将来の夢、ですね。
W不倫中の方からよくお聞きします。
ジャーナリストの田原総一朗さんは、2人目の奥さんとは長らく不倫関係にあり、
前の奥様が亡くなられた後に、籍を入れられたそうです。
(2人目の奥さんもすでに他界されましたが)
このように、順番に、添い遂げられる方もいます。
(1人目の奥様は、田原さんが他の女性に思いを寄せていることをご存じだったそうで、それはそれで心中はどうだったんだろうと思いますが)
だから、必ずしもこのヴィジョンが叶わないというわけではないと思うのです。
ただ、20代~30代の方には、あまりにも遠すぎる「未来」の話。
もちろん純粋な思いから湧いてくるヴィジョンだと思います。
が、
はるか遠い未来に<罪悪感のないピュアな関係>
をヴィジョンに持つということは、
いま、<強く罪悪感を感じている関係>
ということだと思います。
2人の理想がピュアすぎればすぎるほど、
今が罪悪感まみれであることの裏返しではないかと思うのです。
相手が離婚できないし、
こちらも離婚できない。
わかっちゃいるけど、なんかね・・・と思う。
2人の関係がギクシャクすることがある。
配偶者や子供への罪悪感に苦しむ。
配偶者とはセックスをしたくない。
時には配偶者にバレてしまったり・・・
そんなことが多々あります。
もし、ピュアなヴィジョンを、「よりどころ」のように抱き続けているカップルだとしたら。
今をどうするか?向き合うことを求められているのかもしれません。
不倫についてご相談を頂戴することが多いんですが、
例えば既婚の40代~50代女性。
今の夫に不満があり、
で、離婚して不倫相手と結ばれたいと思っても、
相手も既婚者だとそう簡単にはいかない。
相手も別れるとは限らないから。
いったん一人になるにしても、この年でどうやって一人で生活していくのか?
20代、30代だったら、やり直しやすい人生も、
40代以上となるとそうはいかない。
だったらガマンして夫との生活を続ける。
そりゃパートナーシップは一対一が原則かもしれない。
罪悪感も抱えるかもしれない。
でも、
生活=夫
恋愛=不倫相手
との間でバランスがとっていけて、
それが自分の人生だ、と受け入れられる。
そして、夫や子供たちにもバレない配慮はできる。
罪悪感にもハマり続けない。
そんな風に過ごしている(過ごそうとする)
方も、いらっしゃいます。
私は不倫をお勧めしているわけでもないのですが、
年齢を重ねると単純に、
「こうすべきだ」で、すべてを割り切れる答えが見つかるもんじゃないなぁと思うのです。
割り切れない割り算がずっと続くような・・・。
好きだからくっつく、嫌いだから別れる
若いときほどそんな簡単なもんじゃない。
そんな大人の姿を拝見することがとても多いのです。
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