男と女

夫婦関係がうまくいかないかわりに、子供と結託するとどうなるの?

2019年5月23日

今日は、子どもさんがいらっしゃるご夫婦の間で、
起こりがち(やりがち)なことを書いてみます。

子どもと結託=癒着

夫に対して不満がある。
夫婦関係がうまくいかない。

という妻の場合。

よくあるのは、子供と結託=「癒着する」こと、です。

(この逆で、癒着するからうまくいかなくなる、もあります)

「癒着」というのは、文字通り、「ひっついている」ことです。

子供が、息子の場合だと、夫の代わりに恋できるオトコになる。
しかも夫なんかよりも無条件に愛せちゃう存在~。

男の子にとって、初めて恋をする異性はお母さんだし、
男はお母さんを助けたい、守りたい生き物。

だから、
「だいちゅきなおかーちゃんを
苦しめるおとーちゃんなんて
ひどいやちゅだー!」

と、おとーちゃんに宣戦布告。

母親は息子を巻き込んで冷戦スタート。

子供が、娘の場合は、友達みたいな仲良し母娘!で女同士結託~!

これだと、夫は家に居場所がなくなります。

すると、どうなる?

帰ってこない

仕事をハードワーク

もっと帰ってこないし、家のことをもっと何もしない

もっと妻の機嫌が悪くなる

もっと夫婦関係がこじれる

の悪循環。

あるいは、

他に居場所を見つけたくなる

浮気をする

帰ってこない

妻疑う、あるいはバレる。

更に夫婦関係がこじれる

の、悪循環。

ハードワーク+浮気、がダブルで起こることもあります。

普通は、
ここでどう解決していいのかわからない閉塞感
と、
夫への嫌悪感
で、

もう無理よね、離婚するしか。

と、離婚という選択を考え始めます。

それはそれで一つの選択なのでいいんです。

未消化の課題は次のパートナーシップに持ち越します。
なので、事象は違っても
似たようなケースが起きます。
なので、離婚するかどうかはさておき、
一度、今のパートナーとちゃんと向き合っておいたほうがいいです。
そしたら、
離婚せずに修復できるかもしれないし、
離婚するにしても円満でできるかもしれないし。

あと、もう一つ。向き合っておかないと、
子供たちに影響を残しちゃうんですよね。

子どもが小さいときは?

わかりやすいのは、子供が小さい時だと、

不登校、非行、学力低下、いじめる・いじめられる
ですよね。
こういうことがあると、
親は、夫婦仲が悪いせいかしら?と察しがつきます。

端的に言うと、
子供は問題を作って、親同士を向き合わせようします。

それは子供本人に自覚があるケースもあればないケースもあります。

子供なりに必死、なんですよね。

でも、もう少し、水面下で進行するケース
わかりにくいケースがあります。

家族内で、派閥を作る

例えば、
家庭内での勢力図を作ります。

母+子供 VS 父

これ、母と子供は仲がいいので、
父が悪者になっていて、
残りは円満。

父+子供 VS 母
もありますが、ケース的には
前者の方が多いかな。

で、これはこれで、日常的に
冷戦状態。
よろしくはないけど、
過ごせてはいけるので、時間は過ぎていく。

実は、
この状態って、
大人になってから影響がでると
なかなか大変。

子どもの時のような
非行=違法行為に走れば
逮捕されちゃう年なので、
別のことが起きます。

おとなになって起きること

例えば、

母と仲良し息子→結婚したときに
彼女にお母ちゃんを求めるとか、
嫁よりも母を大事にするかのような言動をとる

私はお母ちゃんじゃない!!

とか、

私とお義母さんとどっちが大事なのよ?

モメる。

なので、子供も円滑なパートナーシップが築けなくなっちゃう可能性があるんです。

母親とくっついた娘

だと、
パートナーに母親がわりを求めたり。

もし母親の面倒を見てきたタイプだとしたら、
彼氏に母親的にかいがいしくなるあまり、
お母ちゃんになっちゃう
女要素なくなる。
管理されてるみたいでうっとしい。

浮気、とかね、

子供って潜在的には、お父ちゃんもお母ちゃんも大好きなんだけど
片方の肩を持って、もう一方を憎んだことに罪悪感を実は持っています。

すると、子供なりに自分への罰を与えようとして、
大人なりの問題行動を作り出します。

浮気、不倫、借金、賭け事、飲酒、仕事上のトラブルなどなど。

また、問題を使って親同士を向き合わせようとすることもあります。

子どもに連鎖させたい?

普通、自分たちのパートナーシップがうまくいってないときって、
子供の今、への影響は考えるけれども、
将来への影響、ってなかなか想定ができない。
昔は、もし離婚したら、結婚式が片親でいいのかしら、
ぐらいの心配はあったけど、これももはや過去のものになりつつあるし。

うまくいかないパートナーシップ を
子供たちに遺伝というか連鎖させたいのかどうか、
です。

結果的に、離婚するかどうかはさておき、
しっかり向き合っておいた方がいいです。

お互いの何が問題なのか。
どうしたいいのか。
本当に修復できないのかどうか。

しっかり二人で取り組むこと。

そのうえで、やっぱりこれは

別々の道を歩んだ方がお互いの幸せだよね
と思う離婚は、
もうダメだよね、というあきらめの離婚より
絶対に2人にとっていいです。
そして子供たちにも。

お父さんとお母さんは離婚したけど
最後まで誠実に向き合っていたよね、
というパートナーシップを見せてあげることができます
子どもは小さくても、それは察します。
そこは、あなたのお子さんの叡智を信じましょ。

そして、両親からの愛情を受け取ること、ができれば
おとなになったときに、起こさなくてもいい問題を
起こさずに済むとしたら?

あなたがいま、自分の夫婦関係について
向き合っておいたほうがいい、ですよね?

その苦しみ、悲しみ。
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