今日は、子どもさんがいらっしゃるご夫婦の間で、
起こりがち(やりがち)なことを書いてみます。
子どもと結託=癒着
夫に対して不満がある。
夫婦関係がうまくいかない。
という妻の場合。
よくあるのは、子供と結託=「癒着する」こと、です。
(この逆で、癒着するからうまくいかなくなる、もあります)
「癒着」というのは、文字通り、「ひっついている」ことです。
子供が、息子の場合だと、夫の代わりに恋できるオトコになる。
しかも夫なんかよりも無条件に愛せちゃう存在~。
男の子にとって、初めて恋をする異性はお母さんだし、
男はお母さんを助けたい、守りたい生き物。
だから、
「だいちゅきなおかーちゃんを
苦しめるおとーちゃんなんて
ひどいやちゅだー!」
と、おとーちゃんに宣戦布告。
母親は息子を巻き込んで冷戦スタート。
子供が、娘の場合は、友達みたいな仲良し母娘!で女同士結託~!
これだと、夫は家に居場所がなくなります。
すると、どうなる?
帰ってこない
↓
仕事をハードワーク
↓
もっと帰ってこないし、家のことをもっと何もしない
↓
もっと妻の機嫌が悪くなる
↓
もっと夫婦関係がこじれる
の悪循環。
あるいは、
他に居場所を見つけたくなる
↓
浮気をする
↓
帰ってこない
↓
妻疑う、あるいはバレる。
↓
更に夫婦関係がこじれる
の、悪循環。
ハードワーク+浮気、がダブルで起こることもあります。
普通は、
ここでどう解決していいのかわからない閉塞感
と、
夫への嫌悪感
で、
もう無理よね、離婚するしか。
と、離婚という選択を考え始めます。
それはそれで一つの選択なのでいいんです。
が
未消化の課題は次のパートナーシップに持ち越します。
なので、事象は違っても
似たようなケースが起きます。
なので、離婚するかどうかはさておき、
一度、今のパートナーとちゃんと向き合っておいたほうがいいです。
そしたら、
離婚せずに修復できるかもしれないし、
離婚するにしても円満でできるかもしれないし。
あと、もう一つ。向き合っておかないと、
子供たちに影響を残しちゃうんですよね。
子どもが小さいときは?
わかりやすいのは、子供が小さい時だと、
不登校、非行、学力低下、いじめる・いじめられる
ですよね。
こういうことがあると、
親は、夫婦仲が悪いせいかしら?と察しがつきます。
端的に言うと、
子供は問題を作って、親同士を向き合わせようします。
それは子供本人に自覚があるケースもあればないケースもあります。
子供なりに必死、なんですよね。
でも、もう少し、水面下で進行するケース
わかりにくいケースがあります。
家族内で、派閥を作る
例えば、
家庭内での勢力図を作ります。
母+子供 VS 父
これ、母と子供は仲がいいので、
父が悪者になっていて、
残りは円満。
父+子供 VS 母
もありますが、ケース的には
前者の方が多いかな。
で、これはこれで、日常的に
冷戦状態。
よろしくはないけど、
過ごせてはいけるので、時間は過ぎていく。
実は、
この状態って、
大人になってから影響がでると
なかなか大変。
子どもの時のような
非行=違法行為に走れば
逮捕されちゃう年なので、
別のことが起きます。
おとなになって起きること
例えば、
母と仲良し息子→結婚したときに
彼女にお母ちゃんを求めるとか、
嫁よりも母を大事にするかのような言動をとる
↓
私はお母ちゃんじゃない!!
とか、
私とお義母さんとどっちが大事なのよ?
↓
モメる。
なので、子供も円滑なパートナーシップが築けなくなっちゃう可能性があるんです。
母親とくっついた娘
だと、
パートナーに母親がわりを求めたり。
もし母親の面倒を見てきたタイプだとしたら、
彼氏に母親的にかいがいしくなるあまり、
お母ちゃんになっちゃう
女要素なくなる。
管理されてるみたいでうっとしい。
↓
浮気、とかね、
子供って潜在的には、お父ちゃんもお母ちゃんも大好きなんだけど
片方の肩を持って、もう一方を憎んだことに罪悪感を実は持っています。
すると、子供なりに自分への罰を与えようとして、
大人なりの問題行動を作り出します。
浮気、不倫、借金、賭け事、飲酒、仕事上のトラブルなどなど。
また、問題を使って親同士を向き合わせようとすることもあります。
子どもに連鎖させたい?
普通、自分たちのパートナーシップがうまくいってないときって、
子供の今、への影響は考えるけれども、
将来への影響、ってなかなか想定ができない。
昔は、もし離婚したら、結婚式が片親でいいのかしら、
ぐらいの心配はあったけど、これももはや過去のものになりつつあるし。
うまくいかないパートナーシップ を
子供たちに遺伝というか連鎖させたいのかどうか、
です。
結果的に、離婚するかどうかはさておき、
しっかり向き合っておいた方がいいです。
お互いの何が問題なのか。
どうしたいいのか。
本当に修復できないのかどうか。
しっかり二人で取り組むこと。
そのうえで、やっぱりこれは
別々の道を歩んだ方がお互いの幸せだよね
と思う離婚は、
もうダメだよね、というあきらめの離婚より
絶対に2人にとっていいです。
そして子供たちにも。
お父さんとお母さんは離婚したけど
最後まで誠実に向き合っていたよね、
というパートナーシップを見せてあげることができます
子どもは小さくても、それは察します。
そこは、あなたのお子さんの叡智を信じましょ。
そして、両親からの愛情を受け取ること、ができれば
おとなになったときに、起こさなくてもいい問題を
起こさずに済むとしたら?
あなたがいま、自分の夫婦関係について
向き合っておいたほうがいい、ですよね?
その苦しみ、悲しみ。
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