男と女

【セックスレス】妻・彼女がセックスを拒否する理由

2017年3月27日

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妻・彼女がセックスを拒否する理由

さて、妻・彼女がセックスを拒否するようになって、
セックスレスになったというケースについて。

拒否する理由は、いろいろ。

「体調がよくないから」
「疲れているから」

たまたま1回だけ、とか、数回程度なら、断られた男性側も、今だけだ、と割り切れますが、あまりに続くと、もう誘う気も起きなくなりますよね。

それはなぜなんでしょうか?

セックスそのものに不満がある

実は、セックスに不満があるのに、
それを表現できなくて、
「拒否」で表しているケース。

本当はあーしてほしい、こーしてほしい あのやり方は嫌だ、

があるのに、言えないから拒否で実力行使。

セックス以外に、不満がある

女性の場合、肉体的な欲求はもちろんですが、心理的な動機も大事。
セックス以外に、夫や彼に対してなんらかの不満やこだわり言いたいことが言えてない・・・
しっくりきてない
ので、セックスをする気にならないというケース。

こういう場合、女性は、不満がありながらセックスをするのは自分がお仕事としてセックスをするかのような
気分になるので、したくない、わけです。

子供ができてそんな気分にならない

子供ができると女性は、「女」よりも「お母さん」になり、する気が起きない、というのもよくある話です。
で、男性側が、「お母さん」にとっての「子供」になっちゃったり、「お父さん」だけになっちゃうと、男じゃなくなってしまいます。
すると、そんなの気持ち悪くて、無理、になります。

浮気をしている

そうに違いない!と、決めつけにしてほしくないのですが、

女性の場合、浮気相手がいると、夫・彼とはしたくないというのは、よく聞くお話です。

浮気している罪悪感からくる償いの行為として、セックスをすることもありますが、この場合、身体は夫・彼に預けているけど、心の中は浮気相手、だったり。
心と身体がちぐはぐなのですが、セックスは成り立っているので、夫・彼の側も違和感を感じることもあるかもしれません。

男性の場合、浮気をしていても、妻や彼女とのセックスはする、という方も多いので、ここは男女差があるところかも。

じゃあなぜ浮気をするのか?については、前項の理由だったりしますので、見つめなおす必要があります

セックスレスに問題意識を持っているのはどっち?

おそらくこの記事を読んでくださったのは、妻がセックスしたがらないという悩みをお持ちの方なので、男性側だと思います。
ということは、夫側は、セックスレスに問題意識を持っています。
が、妻側が果たして同じように問題意識を持っているかというとわかりません。

セックスが好きじゃない
とか、

浮気相手とセックスしている
なら、持っていないと思います。

夫側が問題意識を持っていることも、妻は知らないかもしれません。
なので、(ここは勇気がいるところですが)
セックスレスに問題意識があることを、妻とコミュニケーションするところからがスタートです。

妻がセックスNOな本当の理由は?

夫婦間のセックスレス状態で、「夫はOK、妻はNG」のケースについて。

ご相談にお越しになられた方には、
「少し時間がかかるのを覚悟で取り組んだ方がいいですよ」
とお伝えしています。
それは、セックスという身体を使ったコミュニケーションができないぐらい、2人の心がコミュニケーションできていない、という意味だから。

妻がセックスをしてくれない、というだんなさん側のお話で多いのが、

「なぜ妻がNGなのか、わからない

なんですね。

子供が生まれて疲れているからだろうな。
年齢的にも若くないから。
2人の歴史が長くなり、新鮮さがないから。

それもあるでしょうが、
それ以外に、心理的な面でセックスレスになるとしたら。

「あなたに近づきたくないし、近づかれたくない」

わけです。

セックスはコミュニケーション手段の一つ

セックスはコミュニケーションの手段の一つ、と言われます。

ということは。
セックスレスは、あなたがパートナーとコミュニケーション「レス」にしている部分がある。
身体を使って体現化している、ということになります。

が。
どこをレスにしているのか、自分ではわからないことが多いんですよね。

なので、まず、あなたがあなた自身と徹底して「つながる」ということからスタートです。
(セックスも相手と「つながる」行為ですから、「つながる」が大事)

自分自身と「つながる」ということは、

私ってどういうことを思っているのだろう?(私の感覚や感情を知る)
私が本当にしたいことはなんだろう?
私ってなにものなんだろう?

を感じ、知ること。

すると、セックスNGの背景に、たくさんのコミュニケーションレスにしていたことが、思いつくと思います。

例えば、

隠れた妻の本音がいろいろあります。
(が、妻はここに直接は触れず、言わないことも多いのです)

  • 私がこんなに家事・育児に大変なのに、手伝ってくれないじゃん
  • 共働きだから、家事も半分ずつがんばるよ!って言ったけど、あなたの家事は、家事になってないじゃん。
  • だから結局私があとでフォローしているの、知らないじゃん。
  • 育児を手伝っているというけど、なんちゃってイクメンじゃん
  • 子供のこと、いっつも気にかけているのは私の方なんだよ。
  • あなたが言っている「お手伝い」だけど、こっちには全然足りてないんだよ
  • (息子がいると)息子と私の乳争いをするかのように、子供になるのがうざいんだよ
  • 義理の両親(あなたの両親)との関係で私が苦労しているなんて、わかってもいないじゃん。
  • 稼ぎがめちゃ多いからといって(or多いわけでもないのに)、俺が稼いでいるんだから、と家事を全部私に押し付けるその態度がムカつく
  • あなたのセックスのやり方は一方的だったり、自分本位だったりするんだよ。
  • あなたのセックスのやり方がそもそも気持ちよくないんだよ。

だから、セックスなんてしてやんない。したくもならない。
・・・・

と、こんなにも文句や怒りも含めた、不平不満が、「セックスNG」という行動のバックグラウンドにあったりもします。

これに気づかずして、セックスを取り戻せるわけがないのです。

あるご夫婦の例

あるAさん家族の話

Aさんは、妻、子供2人の4人家族。
妻はフルタイムの仕事をしている共働き夫婦。
セックスは継続して月に何回かはありました。

やがて子供が大きくなり、小学生になったとき、
地域のスポーツクラブに2人とも加入しました。
土日の休みも、子供たちの送迎やクラブの
お世話に謀殺される日々。
朝も、バタバタしながらクラブの準備をします。

ところが、妻が家事をこなしているときでも、
夫のAさんは、テレビをつけて、
コーヒーを飲んでタバコを吸って座っています。

「ちょっと!洗濯物干すのを手伝ってよ」
と妻が言っても、
「うん」というだけで動こうとしない。

業を煮やした妻は、洗濯物をとっとと干してしまいます。

こんなことが毎週続き。
今日も子供たちのクラブ活動で1日を過ごしたその夜、
Aさんが妻を誘っても
「疲れているから」と断られてしまいました。

まぁそんなこともあるだろう、とAさんは理解しました。

が、その後しばらくしても
また「疲れているから」
「そんな気分じゃないから」

男にとって、セックスを拒否されるのは
ショックなこと。
次第に、Aさんも声をかけづらくなり、
セックスレスの状態になってしまいました。

これ、きっかけは「洗濯物を干してくれなかった」という小さなことなのです。

でも、実は小さなことではないんですよね。

妻が家事に子供たちの世話に忙しいのに、気づかない夫。

頼んでも動こうとしない夫。

こういうとき、女は「なんで私ばっかり!!」と思うし、夫に対して「お前は3人目の子供か!」と思うし。

このフツフツとした怒りが蓄積されていき、やってほしいことをやってくれない夫から、セックスしたいぜ~!
と迫ってこられてもやってあげるもんか!的にカラダを張って表現するわけです。

そんな男とはしたくない、のです。

ところが、カウンセリングに男性のお客さまが来られた場合、

「僕が誘ったのに断られたことがあって。
それから誘いづらくなって、セックスレスになったんです」

という直接的なやりとりのことしか、話題に上らないんですね。

ご本人にとってみたら、まさか洗濯物を干さなかったこと、が原因だなんて想像もしてませんし。
(それがわかれば、レスにもなってないし)

もっと厳密に言うと、そもそも率先して気づいてやろうとしない(その鈍感なところ)

とか、
頼んでるのにやろうとしない(そのいい加減なところ)
とか、そこに妻は怒っているわけです。

ここって
自分一人だけでは全く気づかないところ。

パートナー間のセックスは心を大切に

セックスは、使うのは身体だけど、
セックスしたい・したくないと思うのは心です。
もし本当に身体だけの快楽優先だったら、
パートナー以外でも何人でも好きにできると思うのですが、人間の場合はそうじゃない人が多い。

ということは。
まず心を大事にすること、がスタートになります。

心のうちにある思いをしっかり受け止めて、その上で必要なコミュニケーションをとる。
二人の間であった行き違いや勘違いを埋めていく。
その延長上に、セックスを取り戻せるチャンスがある、

と捉えるといいと思います。

セックス拒否、セックスレスは、結局、離婚やお別れ,そこまで至らなくても不和の原因になります。

あれ、ないぞ?!

と思ったときに早め早めに手を打つことをお勧めします。

「セックスレス」の本当のきっかけって、実はわかっていない、というお話です。

セックレスの本当の原因を突き止めて、改善しませんか?

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