この記事を書いた人
心理カウンセラー・コンサルタント 安田 未稀
18年以上活動しています。お客さまが、本当の自分=本質、魂とつながり、自分の中にある答えを見つけて自然な行動に導く個人セッションが好評
心の制限のことを、心理ブロック、メンタルブロック、マインドブロック、ビリーフ等と表現し、それらを解き放つことを、ビリーフチェンジ、ビリーフリセット、ブロック解除・・・などと表現したりします。ところで、この制限を解放したらどうなってしまうのでしょうか?
心の制限は
「××しなければならない」もしくは「××してはならない」という言葉で表現できます。
ニュアンス的には、前者は強制・義務、後者の方は禁止、というところでしょうか。
ところで、この「制限」を外したらどういう状態になるのでしょうか?
「制限を外した状態」とは?
例えば、
「掃除をしなければならない」で考えてみると。
この制限を解放すると・・・・?
・
・
・
「掃除が楽しい、になる」とおっしゃる方が結構多いのですが、実は、それは制限が外されたことによって、結果的に起こりうる可能性であって、解放された状態、ではないんですね。
また「掃除をしなくなる(不安・怖れ)」というお答えも多いです。
これは、掃除をしなければならないから、やっていたので、解放したら掃除をしなくなるのではないか?
という不安・怖れです。
それに加えて、「掃除をしなければならない」と、今まで硬く握りしめていたものが自分の中からなくなることへの不安・怖れも含まれています。
選択に自由があり、選択のストレスが少ない状態
実は、「掃除をしなければならない」を解放した状態(緩めた状態)とは、
「掃除をしてもいいし、しなくてもいいという状態」なのです。
何をやっても何を選んでも自由な状態です。が、ですが、実際には、行動レベルでの「選択肢」は、するかしないかという2択しかありません。
ネガティブな感情を感じる要素が、はがれていき、感情と意識が再構成されていくので、自分の選択に関しては、ストレスフルな感情を持つことなく、選択ができるようになります。
その結果、積極的に、よし、やろう!とか、がんばってみよう!というポジティブな感情は湧いてこな
いかもしれませんが、強制・義務のような負担感を感じず、掃除をするようになる方が多く見られます。
iRobotやルンバを買って助けてもらうという方も。
「私は掃除したくないし、苦手だもん。お金で解決!」と、家政婦さんに罪悪感なくやってもらう人もいます。
あるいは、いまだ出会っていませんが、ゴミの山と暮らすことに、芸術性を見出し、喜びとともに選択する人もいるかもしれません。
何を選んでどんな行動をしてもいいのですが、その選択に感情的なストレスがない状態で選択できている状態になります。
もう一つ具体例を。わかりやすくするために、私の手書きの図をご覧ください。
例えば、
「親の望む人生にしなければならない」
と思っているとします。
これ、制限なんです。
(中には当然すぎて、制限だと気づいていない人もいますが)
この制限を外したらどうなると思いますか?
多くの人は
親の望む人生とまったく違う人生を選んでとんでもないことになってしまいそう
と思っちゃいますよね。
でも、実はそうじゃないんですよね。
この図を観ていただきたいのですが、
「親の望む人生にしてもいいし、しなくてもいい」なんです。
自由と選択がある状態なんですね。
結構、ここ、目からウロコなところ・・・
なので、
親の望む人生を、ねばらならない、ではなく、自分の心からの選択にする可能性があります。
親の望む人生を、(心から)自分の望む人生、として選択可能になると言うことです。
あるいは、親の望む人生と、異なる人生を選ぶこともできます。
しかも、それを罪悪感なく選べることも可能になります。
※「制限」のすべてが悪いわけではありません。
公序良俗に関するもの、法律に関するもの等、社会の秩序を維持するために一定のルールは必要ですよね。
例えば
「赤信号で止まらなければならない」
などです。
なので、ここで外す対象となる「制限」とは自分自身の生き方を縛るもの、と考えてください。
ビジョンは、制限を外した方が思いつきやすい
更に。
じゃあこの自由な世界を手に入れたとして、
どんな人生にしたい?
と、ビジョン、目標、理想、夢・・・を持つことも可能です。
自分がどうなりたいかわからない
やりたいことがわからない
という方は、そもそも、心に制限がかかっていて、自由に描ける世界を知らないということがあります。
また、仮に描いても、それを実現することを想定するとストレスがかかるので、何も思い浮かばないことにしてしまっている、ということもあります。
なので、やりたいことがわからない方は、先に、心の制限を外した方が、やりたいことが見つけやすくなります。
また、たくさん制限がかかっている状態で、ヴィジョンを見つけようとしても、今の制限がかかっている延長上で見つけようとするので、
それが本当に自分がしたいことかどうかというと違うこともあります。
先ほどの「親の望む人生にしなければならない」というストレスのある大前提が崩れていない状態だと、親の望む人生を実現しようとします。
が、そもそもストレスかかっているので、親の望む人生内で描くビジョンはやっぱりストレスがかかるビジョンになります。
となると、実現したいというモチベーションもねばならないし、実現がなかなかハードな道のりになります。
なので、先に「人生にしなければならない」を外しておき、自由度の高い状態の方が、真のビジョンが描きやすくなります。
「制限」を見つけてみよう
自分が何かしっくりこないなーとか、問題を抱えているとき。
問題そのものが制限になっているときもありますが、更にその問題を作り出している心の制限ってなんなのか?
掘り下げてみるといいと思います。
ポイントは
「~しなければならない」
「~してはならない」
で表現できるもの、です。
ただし、注意点があって、
「幸せになってはならない」
「豊かになってはならない」
など、漠然と大きな対象よりも、もう少し具体的なものを見つけるといいと思います。
例えば
自分にとっての幸せが
パートナーを持つことなら
パートナーシップに関してどんな具体的な制限を持っているのか?を考えてみるということです。
「女性から男性に声をかけてはならない」
「男性には尽くさなければならない」
とか。
「豊かさ」に関しては、「お金持ちになってはならない」これでは、大きすぎるので。
「収入が2倍になってはならない」など、更に具体的にかみ砕いてみるといいですよ。
なーんだこんなことを思っていたのかーと、気づくだけで制限が外れちゃうこともあります。
根深いものは一人では難しいので人の力を借りた方がいいと思います。
心の制限解放セッション&メソッド講座を行っています
心の制限を解放するということは、
「選択に関してストレスがなくなる」こと。
「ストレスのかからない状態で、選択ができるようになる」こと。
その状態が「制限を解放した状態」
つまり、選択、しかも自分が心から望む選択がしやすい状態になる。
ここを目指して、心の制限解放セッションを行う個人セッションをやっています。
また、解放のためのメソッド講座を開講しています。
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