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病床にある父へのピザ配達

  • 父の具合が思わしくなく、

急遽、明日再入院することになりました。

せっかく今日、電動ベッドが届いたのに、たった1日利用しただけ。

父は遺言含め、様々なことを私に言づけた最後に思い出したのが、

 

「あ!ピザの代金を俺の財布から払ってやってくれ」

 

甥っ子が、ピザのデリバリーのアルバイトをしているのですが、

ピザ好きな父は、来週配達を頼んでいたのです。

 

「今日もバイト行ってるから、いま、注文しようよ!

直接、代金を払ってやって」

 

慌ててオーダー。

 

 

そして、21時すぎ。

甥っ子が制服姿で父の病床に配達。

自ら2500円支払いました。

 

「じいちゃんが食べやすいように」と、クリスピータイプのピザがやってきました。

 

ここ数日、食が細く、

ほとんど食べられなかったのに

カットされた1枚を手づかみで、むしゃむしゃと。

「おいしい!」

 

キッチンでは、妹家族たちがみんなでピザを食べていたのですが、

その様子をベッドで耳にしながら

なんともいえない満足そうな顔をし、

うっすら涙を浮かべて、ピザを食べきりました。

 

きっと本当は食べるのも苦しくて大変だったはず。

 

そして

「ピザ完了!」

と言いました。

 

自分のお金で、みんなを喜ばせたい、与えたい

病床にありながらも

それができた達成感

自分が作った家族が、ピザを食べながらにぎやかにしている様子が

うれしかったのかな。

 

じいちゃんの手を甥っ子は

そっと握っていました。

 

再度退院し、

電動ベッド、また使ってもらわないと。