前回からの続きです。
小さいときの満たされない思いが残っている。
それをパートナーからもらおうとして依存的になり、パートナーシップがうまくいかなくなる。
でしたね。
ここが「今」の現実的な問題として起きているわけです。
どうしたらいいのか?
パートナーから、もらおうとするだけじゃなくて、
「自分が自分に与えてあげる」。
「大人のあなた」が、「子供時代のあなた」の気持ちを満たしてあげるということ。
すると、パートナーに「かまってちゃん」をやり続けなくてもよくなります。
といっても、子供時代のあなたにはタイムマシンで帰ることはできませんよね。
けど、
実は、あなたの中に小さな子供がいるとして。
その子の声に耳を傾けてあげよう。
その子に寄り添ってあげよう。
この子の存在を、
カウンセリングの現場では
「内なる子供=インナーチャイルド」と言います。
そしてこの存在を借りた癒しの手法を
インナーチャイルドセラピー・インナーチャイルドワーク
と言います。
中には
「自分の中に子供なんている気がしない」
それもすごくわかります。
実際、セラピーをさせていただくと、
人間の形をしていない、ということもよくありますから。
ただ、これは「インナーチャイルド」という姿を借りた
あなた自身の「感情」だと思ってください。
実態がない「感情」という存在を、
ちっちゃいあなたの姿を借りて、つかみやすくするということ。
自分の感情を自分で知る。
自分でケアできるようになる。
これがすべての問題の抜け道なんです。